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看板コラム3:なぜ看板屋が飛沫感染防止用アクリル板を作れるのか?

2021.01.29 Column

こんにちは。秋田の看板・アトツギ・鑑定士の石塚です。

第3回目の今回はなぜ看板屋が飛沫感染防止用のアクリル板を作れるのかについてです。

当社でも何度かアクリル板についてはご紹介させて頂きました。

飛沫感染防止用アクリル板のまとめ情報はこちら

 

・アクリルとは何か

看板ではアクリル樹脂が使われるのでこちらに絞り話を進めます。

アクリル樹脂は合成樹脂の一種で、基本的な骨格はアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステルの重合体です。

その特徴として以下が挙げられます。

■対候性が高い:様々な気象条件に対応可能。

■透明性が高い:ポリメタクリル酸メチル(PMMA)はガラス以上の透明度を誇る。

■加工が容易:様々な用途で使用されています。

■衝撃に強いが、表面に傷も付きやすい

 

イメージしやすいところで言うと水族館の水槽はアクリルで作られたりしますね。

※尚、この写真は秋田県男鹿市にあるGAOという水族館です。

 

後は道路標識もアクリルが使われているケースが多くあります。

 

 

・なぜ看板屋がアクリル板を作れるのか?

ここまで読めばお分かりの通り、看板の部材にアクリルがよく使用されるからです。

ちなみにアクリル樹脂自体を使用する企業・業種は数多くあるので看板屋の専売特許という訳ではありません。

製作の仕方は各企業様に依るかと思いますが、当社は比較的手作業は多めです。

これはカルプ文字の切り抜きをしているところですが、アクリルの加工もこの機械を使います。

書類の受け渡し口である開口部もこの機械によって製作されています。

加工して粗い部分は一つ一つ研磨していきます。

 

こうして飛沫感染防止用のアクリル板が作られます。

当社の飛沫感染防止用のアクリル板はお客様のお声により生まれたものですが、元よりアクリルを扱っていたため、製品の完成までは時間を要しませんでした。

これは家業に入社してから思うことですが、看板屋は非常に器用で看板以外の仕事も相当行っています。(それはまたの機会に。)

 

・よくあるご質問と注意点

■熱による変形

アクリル樹脂は熱可塑性樹脂に分類されるため温度変化で伸び縮みします。

夏場は膨張により反り返ったり、冬場には寒さで縮んだりします。

当社はアクリル板周辺にアルミフレームを施して対応していますが、それでも全く変形しない訳ではありません。

置き場所として温度変化の極力少ないところに設置することをお勧めします。

 

■傷が付きやすい

アクリル樹脂は衝撃に強い反面、表面に傷が付きやすい傾向にあります。

(また、衝撃に強いとは言え飛沫感染用の場合、そこまで厚みもないので落下等で割れることは普通にあり得ます。)

よって、目の粗いタオルは避け、なるべく柔らかい素材のもので拭くことをお勧めします。

 

■何で手入れをすれば良いか

まず、アルコールを含んだもので拭くのは避けるべきです。

ケミカルクラックという割れが発生する可能性があるからです。

当社ではアクリルのケアには業務用の帯電防止剤を使用しております。

業務用ですがネットでの購入も出来る他、当社でも取り扱いはございます。

そこまでのお手入れは要らないという場合には水拭きや中性洗剤を薄めてご利用になるのも手かと思います。

 

以上今回看板屋とアクリルの関係について書いてみました。

アクリル板のお問い合わせは当社HP又はお電話にてお問い合わせください。